歴博セレクション「海を渡った漆器ー南蛮漆器の世界-」
終了
2024年6月8日(土)~7月15日(月・祝)
16世紀半ば、ポルトガル人が種子島に漂着し、日本とヨーロッパ(南蛮)との直接の交流が始まると、キリスト教宣教師が作らせた漆塗りの宗教用具がヨーロッパでも人気を博しました。安土桃山時代の後半にはヨーロッパ向けの生活調度品が生産され、大量の製品が海外へ輸出されるようになりました。南蛮漆器と呼ばれるこれらの漆器には、朝鮮の螺鈿の技術が新たに取り入れられ、それまでの伝統的な作風とは異なる意匠や技法を用いた独特な作品となっています。こうした南蛮漆器が作られたのは安土桃山時代から江戸時代初期にかけての約50年間とごく限られた期間だけでしたが、日本・ヨーロッパの双方にとって東西文化交流の象徴でもありました。日本史の中のわずかな時期をいろどった、国際色豊かな南蛮漆器の世界をおたのしみください。
開催概要
会期 | 2024年6月8日(土)~7月15日(月・祝) |
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休館日 | 6/10(月)・6/17(月)・6/24(月)・7/1(月)・7/8(月) |
開館時間 | 午前9時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで) |
会場 | 岐阜市歴史博物館 1階(特別展示室) |
観覧料 |
高校生以上310円(250円) 小中学生150円(90円) ※( )内は20人以上の団体料金 ※下記の方は無料で入館していただけますので、①②の方は証明できるものをご提示ください。(ミライロID可) ①岐阜市在住の70歳以上の方 ②身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、難病に関する医療受給者証の交付を受けている方、及びその介護者1名様 ③岐阜市内の小中学生の方 ④家庭の日(6月16日(日))に入館する中学生以下の方と同伴する家族(高校生以上)の方 |